「B」

記事数:(4)

医療

BSチェックで健康管理

「血糖値の確認」とは、血液に含まれるブドウ糖の濃度を調べる検査のことです。よく「BSチェック」とも呼ばれますが、これは英語の「ブラッドシュガー(血液中の糖)」の頭文字をとったものです。この検査は、糖尿病の診断や治療の効果をみるためだけでなく、日々の血糖の状態を把握するためにもとても大切です。 健康診断でもこの血糖値の検査はよく行われています。健康状態をきちんと知るための大切な手がかりの一つとなるからです。私たちの血糖値は、食べたものや日々の暮らし方によって変化します。ですから、定期的に血糖値を測ることで、自分の健康管理に役立てることができるのです。 食事をした後は、一時的に血糖値が上がります。そのため、血糖値の検査はたいてい、何も食べていない空腹時に行います。食事の影響を受けない状態で、正確な血糖値を測るためです。 この検査は、指先などから少量の血液を採取し、専用の機器で測定します。ほんのわずかな血液で、簡単に短時間で結果がわかるため、負担も少なく、手軽に受けることができます。検査結果の数値をもとに、医師は糖尿病の有無や重症度、治療方針などを判断します。また、糖尿病と診断された人は、自宅でも血糖値を測る自己測定を行うよう指導されることがあります。 血糖値を定期的に確認することで、糖尿病の早期発見につながったり、合併症を予防することに役立ちます。また、健康な人でも、血糖値を知ることで、生活習慣を見直すきっかけになり、より健康的な生活を送るために役立ちます。
介護職

認知症のBPSDについて

認知症によって起こる行動や心理面の変化は、専門用語で「BPSD」と呼ばれています。これは、「行動及び心理症状」のそれぞれの単語の頭文字をとったものです。BPSDは、認知症の中核症状である記憶の障害や、自分がどこにいるのか、今がいつなのかが分からなくなる見当識の障害とは異なり、周囲の環境や接し方によって大きく変化します。 BPSDには、様々な症状があります。例えば、落ち着きがなくなり、興奮したり、不安や焦燥感を訴えたりすることがあります。また、目的もなく歩き回る徘徊や、必要のないものを集めたり、食べられないものを口に入れたりするといった行動も見られることがあります。さらに、身だしなみに気を遣わなくなったり、 hallucinations といった症状が現れることもあります。 これらの症状は、認知症の方が置かれている環境や、周囲の人との関わり方に大きく影響を受けます。例えば、慣れ親しんだ環境から急に新しい場所に移ると、不安や混乱が生じやすくなります。また、周囲の人が忙しそうにしていると、認知症の方は寂しさや不安を感じ、落ち着かなくなることがあります。 BPSDへの適切な対応として、まずは認知症の方が安心して過ごせる環境を作ることが大切です。静かで落ち着いた雰囲気の中で、規則正しい生活リズムを維持することが症状の軽減に繋がります。また、認知症の方の気持ちに寄り添い、優しく声を掛けることも重要です。否定的な言葉遣いは避け、安心感を与えるように努めましょう。 BPSDは、介護する家族にとって大きな負担となることがあります。症状への理解を深め、適切な対応を学ぶことで、負担を軽減し、認知症の方とのより良い関係を築くことができるでしょう。地域包括支援センターや認知症疾患医療センターなどに相談することで、専門的な助言や支援を受けることもできます。
健康の維持

基礎代謝で変わる、カロリー消費の仕組み

基礎代謝とは、人間が生きていくために最低限必要なエネルギーのことです。 これは、寝ている時やじっとしている時でも、呼吸をしたり、心臓を動かしたり、体温を保ったりするために使われるエネルギーです。言いかえると、生命を維持するために自然と消費されるエネルギーの量であり、私たちが何もしていなくても体が機能し続けるために必要なエネルギー消費量を指します。 この基礎代謝量は、人が一日に消費する総エネルギーの大部分を占めています。 一般的には、一日の総消費エネルギーの6割から7割とされており、残りの3割から4割が活動エネルギーや食事によるエネルギー消費となります。つまり、私たちが消費するエネルギーの大部分は、ただ生きているだけで使われているのです。 基礎代謝の量は、年齢、性別、体格、筋肉量など様々な要因によって個人差があります。 一般的に、男性は女性よりも基礎代謝が高く、若い人ほど基礎代謝が高い傾向にあります。また、筋肉量が多い人ほど基礎代謝が高くなります。これは、筋肉は脂肪よりも多くのエネルギーを消費するためです。 基礎代謝を高めることは、健康維持やダイエットにとって非常に重要です。 基礎代謝が高いと、何もしていなくても多くのエネルギーを消費するため、太りにくく痩せやすい体質になります。 基礎代謝を高めるためには、筋肉量を増やすための運動や、バランスの良い食事を心がけることが大切です。 基礎代謝は、私たちが健康に生きていく上で非常に重要な役割を果たしています。日々の生活の中で、基礎代謝を高める工夫を意識することで、より健康的な生活を送ることができるでしょう。
健康の維持

基礎代謝と健康管理

人間が生きていくためには、常にエネルギーが必要です。心臓が動き、肺が呼吸し、体温が保たれるのも、すべてエネルギーのおかげです。この生命維持活動に最低限必要なエネルギー消費量のことを、基礎代謝といいます。 私たちは、寝ている時やじっとしている時でも、体の中ではたくさんの活動が行われています。心臓や肺といった臓器は休むことなく動き続け、体温も一定に保たれています。細胞も常に新しく生まれ変わっており、これらすべての活動にエネルギーが使われています。つまり、生きているだけでエネルギーを消費しているということです。 この基礎代謝の量は、人によって大きく違います。年齢、性別、体の大きさ、筋肉の量、ホルモンのバランスなど、様々な要因が影響します。一般的に、男性は女性よりも基礎代謝量が高く、若い人ほど基礎代謝量は高い傾向にあります。また、体の大きな人や筋肉が多い人ほど基礎代謝量が高いです。 基礎代謝は、私たちが一日で使うエネルギー全体の約6~7割を占めています。そのため、基礎代謝が高いほど、消費するエネルギー量が多くなり、太りにくい体質になります。反対に、基礎代謝が低いと、エネルギーが消費されにくく、太りやすくなってしまいます。 基礎代謝を高めるには、筋肉量を増やすことが効果的です。筋肉は脂肪よりも多くのエネルギーを消費するため、筋肉量が増えると基礎代謝も高まります。ウォーキングや軽い運動などの有酸素運動だけでなく、筋肉トレーニングを取り入れることで、効率的に筋肉量を増やすことができます。バランスの良い食事を心がけることも、健康な体を維持し、基礎代謝を高める上で大切です。