APDL

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介護保険

生活関連活動(APDL)とは?

生活関連活動とは、日常生活を自分自身で送るために必要な活動のことを指します。これは英語でactivities parallel to daily livingと書き、生活関連活動の頭文字をとってAPDLと略されることもあります。食事や入浴、着替え、トイレ、歩くといった、生きるために欠かせない基本的な動作は日常生活動作と呼ばれ、略してADLと言います。ADLと生活関連活動は区別されます。 生活関連活動には、具体的にどのような活動が含まれるのでしょうか。まず、家事に関する活動が挙げられます。例えば、料理を作ったり、家の掃除、洗濯などが含まれます。次に、買い物やお金の管理、電話や手紙のやり取りといった活動も生活関連活動に含まれます。さらに、バスや電車といった公共の乗り物を利用することも生活関連活動です。これらの活動は、社会の中で自分らしく生活するためにとても大切です。 生活関連活動を維持できれば、生活の質を高めることに繋がります。また、社会との繋がりを保ち、積極的に社会に参加し続けることにも繋がります。反対に、生活関連活動がうまくできなくなると、介護が必要な状態になる可能性が高くなります。そのため、高齢者の健康状態を正しく知るためには、日常生活動作だけでなく、生活関連活動もきちんと評価することが重要です。生活関連活動への適切な支援を行うことで、高齢者がより長く自立した生活を送れるようにサポートすることができます。