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医療

慢性結膜炎:知っておくべき症状と対策

慢性結膜炎は、目の表面を覆っている薄い膜、結膜に炎症が起きて、それが長く続く病気です。急性の結膜炎のように急に症状が出ることはなく、比較的軽い充血やかゆみなどの症状が長引きます。一般的には、四週間以上症状が続くと慢性結膜炎と診断されます。症状が軽くても放っておくと、視力が下がったりするなど、重い問題につながることもあるので、早く診断を受けて、きちんと治療することが大切です。 慢性結膜炎の原因は様々です。細菌やウイルスによる感染、アレルギー反応、目が乾くドライアイ、刺激のあるものにさらされることなどが挙げられます。また、体全体の病気から来る場合もあります。ですから、自分で判断して治療するのではなく、眼科の先生に診てもらって正しい診断を受けることが重要です。 慢性結膜炎の治療法は、原因によって違います。細菌感染が原因の場合は、抗菌の目薬を使います。アレルギーが原因の場合は、抗アレルギーの目薬や飲み薬を使います。ドライアイが原因の場合は、人工涙液などの目薬を使って目を潤します。刺激物が原因の場合は、その刺激物を取り除くことが重要です。また、場合によっては、ステロイドの目薬や飲み薬を使うこともあります。症状に合わせて、医師が適切な薬を選びます。 慢性結膜炎は、きちんと治療すれば治る病気です。しかし、放っておくと視力に影響が出たり、他の目の病気を併発する可能性もあります。少しでも気になる症状があれば、早めに眼科を受診しましょう。目の健康を守るためには、定期的な検査も大切です。