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高齢者を支える地域包括ケアシステム
地域で安心して暮らせるように、市町村が中心となって行う『日常生活支援総合事業』について説明します。この事業は、年を重ねて生活に支援が必要になった人たちを対象に、介護予防と生活支援のサービスを提供するものです。
『要支援』や『要介護』と判断された高齢の方が対象で、それぞれの状態や希望に合わせたサービスをきめ細かく提供します。例えば、家事の手伝いや日用品の買い物、一人暮らしの高齢者の見守り、健康体操や栄養指導といったサービスがあります。これらのサービスを通して、状態が悪化することを防いだり、自分で出来ることを出来るだけ長く続けられるように支援したりすることを目的としています。
この事業は2015年から始まり、2025年までに全国各地で整備される予定です。高齢化が進む中で、地域全体で高齢者を支える仕組み『地域包括ケアシステム』の大切な役割を担っています。高齢者が住み慣れた地域で、安心して、そして元気に生活を続けられるよう、様々な機関と連携しながら、地域社会全体で支える仕組みづくりに取り組んでいます。
この事業は、介護保険制度に基づいて運営されています。利用するためには、市町村の窓口に相談し、要介護認定の申請を行う必要があります。認定の結果に応じて、利用できるサービスの種類や利用料などが決まります。詳しくは、お住まいの市町村の担当窓口にお問い合わせください。