閉じこもり

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その他

無為な時間の過ごし方を見直そう

何もせずにぼんやりと時間を過ごすこと、それが無為です。日々時間に追われる中で、何も考えずに過ごす時間は確かに必要です。息抜きや気分転換として、ゆったりとした時間を過ごすことは心身を健やかに保つ上で大切なことです。しかし、何もしない時間が長すぎると、かえって心身に良くない影響を与えることがあります。例えば、一日中何もせずに過ごすと、だるさを感じたり、何をするにも気が乗らなくなったりすることがあります。また、生活にメリハリがなくなり、時間の流れが分からなくなることもあります。 さらに、無為な時間を長く続けると、人との関わりが減り、孤独を感じやすくなることも考えられます。つまり、無為とは、ただ活動していない状態ではなく、心身の健康や社会生活に影響を与える可能性のある状態と言えるでしょう。休んだり、気分転換をしたりすることとは違い、無為な状態は、特に目的もなくダラダラと時間を過ごしてしまう、どちらかと言えば良くない面が強いと言えるでしょう。一日を有意義に過ごすためには、何もせずに過ごす時間をどのように過ごすか、あるいは過ごさないように工夫するかが大切になります。 無為な時間を意図的に過ごすこともあります。例えば、忙しい毎日のストレスを解消するために、あえて何もせずに過ごす時間を取り入れる人もいます。瞑想や座禅も、ある意味では無為な時間と言えるかもしれません。何も考えずに心を静かに保つことで、心身のバランスを整える効果が期待できます。このように、無為な時間を意図的に過ごすことは、必ずしも悪いことではありません。大切なのは、無為な時間をどのように捉え、どのように活用するかです。無為な時間をただ無為に過ごしてしまうのではなく、心身の健康や自己成長に繋がるように意識的に活用することが重要です。
健康の維持

閉じこもりを防ぎ、元気に過ごしましょう

近年、高齢者の間で、家にこもりがちになることが増えています。これは「閉じこもり」と呼ばれる状態で、外に出る機会が減り、人とのつながりも少なくなってしまうことを指します。厚生労働省の調べでは、65歳以上の高齢者のうち、およそ10人に1人が閉じこもりがちだとされています。 閉じこもりは、体の機能の衰え、頭の働きの衰え、心の不調など、様々な良くない影響を与える可能性があります。例えば、外に出る機会が減ると、体を動かすことが少なくなり、筋肉が弱くなったり、転びやすくなったりします。また、人との交流が減ると、頭を使う機会が少なくなり、もの忘れがひどくなる可能性も指摘されています。さらに、孤独を感じたり、気持ちが落ち込んだりするなど、心の健康にも影響を与える可能性があります。 閉じこもりは、高齢者の健康寿命を縮める大きな原因の一つと考えられています。閉じこもりを防ぐためには、日頃から散歩や体操などの軽い運動を心がけ、地域活動やボランティアなどに参加して人との交流を持つことが大切です。また、家族や友人、近所の人とのコミュニケーションを大切にし、趣味や楽しみを持つことも重要です。 もし、閉じこもりがちな高齢者の方が身近にいたら、積極的に声をかけて話を聞いたり、一緒に外出したりするなど、温かく見守り、支えていくことが大切です。また、必要に応じて、地域包括支援センターや高齢者相談センターなどの専門機関に相談することも考えてみましょう。閉じこもりは、早期に適切な対応をすることで、改善できる可能性があります。高齢者が健康でいきいきとした生活を送れるよう、社会全体で支えていくことが重要です。