生活不活発病

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その他

無為な時間の過ごし方を見直そう

何もせずにぼんやりと時間を過ごすこと、それが無為です。日々時間に追われる中で、何も考えずに過ごす時間は確かに必要です。息抜きや気分転換として、ゆったりとした時間を過ごすことは心身を健やかに保つ上で大切なことです。しかし、何もしない時間が長すぎると、かえって心身に良くない影響を与えることがあります。例えば、一日中何もせずに過ごすと、だるさを感じたり、何をするにも気が乗らなくなったりすることがあります。また、生活にメリハリがなくなり、時間の流れが分からなくなることもあります。 さらに、無為な時間を長く続けると、人との関わりが減り、孤独を感じやすくなることも考えられます。つまり、無為とは、ただ活動していない状態ではなく、心身の健康や社会生活に影響を与える可能性のある状態と言えるでしょう。休んだり、気分転換をしたりすることとは違い、無為な状態は、特に目的もなくダラダラと時間を過ごしてしまう、どちらかと言えば良くない面が強いと言えるでしょう。一日を有意義に過ごすためには、何もせずに過ごす時間をどのように過ごすか、あるいは過ごさないように工夫するかが大切になります。 無為な時間を意図的に過ごすこともあります。例えば、忙しい毎日のストレスを解消するために、あえて何もせずに過ごす時間を取り入れる人もいます。瞑想や座禅も、ある意味では無為な時間と言えるかもしれません。何も考えずに心を静かに保つことで、心身のバランスを整える効果が期待できます。このように、無為な時間を意図的に過ごすことは、必ずしも悪いことではありません。大切なのは、無為な時間をどのように捉え、どのように活用するかです。無為な時間をただ無為に過ごしてしまうのではなく、心身の健康や自己成長に繋がるように意識的に活用することが重要です。
健康の維持

生活不活発病:動かない生活の危険性

生活不活発病とは、文字通り、日常生活において体を動かす活動が減少し、その状態が継続することで、心身の様々な機能が衰えていく病気です。具体的には、座っている時間が長かったり、歩くことが少なかったり、運動を全くしない生活を続けていると、知らず知らずのうちにこの病気にかかってしまう可能性があります。 現代社会は便利なものが溢れ、日常生活で体を動かす機会が以前よりも少なくなっています。そのため、生活不活発病は現代社会特有の病気とも言えるでしょう。家事や仕事の内容も機械化が進み、体を動かさずにできることが増えた結果、生活不活発病のリスクは高まっています。特に、デスクワーク中心の仕事や、家でもスマートフォンやパソコンを長時間使用する人は注意が必要です。 生活不活発病は、高齢者だけでなく、子供から大人まで、幅広い世代で注意が必要な病気です。若い世代では、スマートフォンやパソコン、ゲーム機などの使用時間が長く、運動不足になりがちです。また、子供たちは外で遊ぶ機会が減り、室内で過ごす時間が増えていることも、生活不活発病の増加に繋がっています。 生活不活発病は、様々な体の不調を引き起こす原因となります。例えば、筋肉や骨が弱くなり、転倒しやすくなったり、骨折のリスクが高まったりします。また、血行が悪くなり、肩こりや腰痛、冷え性などの症状が現れることもあります。さらに、生活不活発病は、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病のリスクを高めることも知られています。心身の健康を維持するためには、日常生活の中で意識的に体を動かす習慣を身につけることが大切です。
健康の維持

閉じこもりを防ぎ、元気に過ごしましょう

近年、高齢者の間で、家にこもりがちになることが増えています。これは「閉じこもり」と呼ばれる状態で、外に出る機会が減り、人とのつながりも少なくなってしまうことを指します。厚生労働省の調べでは、65歳以上の高齢者のうち、およそ10人に1人が閉じこもりがちだとされています。 閉じこもりは、体の機能の衰え、頭の働きの衰え、心の不調など、様々な良くない影響を与える可能性があります。例えば、外に出る機会が減ると、体を動かすことが少なくなり、筋肉が弱くなったり、転びやすくなったりします。また、人との交流が減ると、頭を使う機会が少なくなり、もの忘れがひどくなる可能性も指摘されています。さらに、孤独を感じたり、気持ちが落ち込んだりするなど、心の健康にも影響を与える可能性があります。 閉じこもりは、高齢者の健康寿命を縮める大きな原因の一つと考えられています。閉じこもりを防ぐためには、日頃から散歩や体操などの軽い運動を心がけ、地域活動やボランティアなどに参加して人との交流を持つことが大切です。また、家族や友人、近所の人とのコミュニケーションを大切にし、趣味や楽しみを持つことも重要です。 もし、閉じこもりがちな高齢者の方が身近にいたら、積極的に声をかけて話を聞いたり、一緒に外出したりするなど、温かく見守り、支えていくことが大切です。また、必要に応じて、地域包括支援センターや高齢者相談センターなどの専門機関に相談することも考えてみましょう。閉じこもりは、早期に適切な対応をすることで、改善できる可能性があります。高齢者が健康でいきいきとした生活を送れるよう、社会全体で支えていくことが重要です。
健康の維持

動かさないと衰える身体: 廃用症候群

寝たきりや長く続く安静状態によって、心身ともに様々な機能が衰えていく状態を廃用症候群といいます。別名として寝たきり症候群や生活不活発病など、様々な呼び方があります。特に、ご高齢の方や病気で療養中の方のように、長く安静にしなければならない場合に起こりやすい症状です。 廃用症候群は、体だけでなく心にも深刻な影響を及ぼします。まず、筋肉は使わないと徐々に衰え、やがて歩く力さえも弱まってしまいます。関節も同様に、動かさないと硬くなり、曲げ伸ばしが困難になっていきます。骨もカルシウムが失われ、もろくなって骨折しやすくなります。また、心臓や肺の働きも弱まり、少し動いただけでも息切れや動悸がするようになります。 さらに、胃腸の動きも悪くなり、食欲不振や便秘を起こしやすくなります。排泄機能も低下し、尿が出にくくなったり、失禁することもあります。このように、体の様々な機能が低下することで、歩く、食べる、トイレに行く、着替えるといった日常生活の動作が難しくなり、一人で生活することが困難になることもあります。 体の機能低下だけでなく、精神面への影響も深刻です。人と話す機会が減ったり、外の景色を見ることが少なくなると、気持ちが落ち込みやすくなり、意欲や気力も低下します。物忘れがひどくなったり、ぼーっとすることが多くなるなど、認知機能の低下も見られることがあります。ひどい場合には、うつ病になってしまうこともあります。 このように廃用症候群は、生活の質を大きく下げる可能性があるため、早期の対策と予防が重要です。少しでも体を動かす習慣を身につけ、心身ともに健康な状態を保つように心がけましょう。