歯科衛生士

記事数:(2)

訪問による介護

訪問歯科衛生指導:口の健康を守る在宅ケア

「訪問歯科衛生指導」とは、歯科医師の指示の下、歯科衛生士や保健師、看護師などが、通院が難しい方の自宅を訪れ、お口の健康を守るための様々な支援を行うサービスです。対象となるのは、主に高齢者や障害のある方、病気などで自宅療養中の方々です。 具体的には、お口の中の清掃方法の指導や、入れ歯の手入れ、歯周病や虫歯の予防指導などを行います。お口の健康は、全身の健康にも大きく影響します。例えば、お口の中が汚れていると、細菌が誤って気管に入り込み、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。訪問歯科衛生指導では、こうした肺炎などの病気を防ぐためにも、丁寧なお口のケア指導を行います。 さらに、飲み込みがスムーズに行えるようにするための訓練や指導も行います。「食べること」は、生きる上で大きな喜びであり、健康を維持するためにも欠かせません。しかし、加齢や病気により、飲み込む機能が低下することがあります。訪問歯科衛生指導では、専門的な知識と技術を持ったスタッフが、一人ひとりの状態に合わせた飲み込みの訓練をサポートし、安全に食事を楽しめるように支援します。 訪問歯科衛生指導は、単にお口のケアを行うだけでなく、全身の健康状態の把握にも努めます。そして、医師やケアマネージャー、薬剤師など、他の医療・介護専門職と連携を取りながら、利用者の方にとって最適なケアを提供します。高齢化が進む中で、住み慣れた自宅で安心して暮らせるように、地域包括ケアシステムにおいても、訪問歯科衛生指導はますます重要な役割を担っています。 訪問歯科衛生指導を受けることで、お口の健康を維持するだけでなく、全身の健康増進、そして生活の質の向上につながることが期待されます。美味しく食事を楽しみ、笑顔で毎日を過ごせるよう、専門家によるサポート体制が整えられています。
訪問による介護

訪問歯科衛生指導で健康な暮らしを

訪問歯科衛生指導とは、歯科医院に通うのが難しい方々のご自宅に医療の専門家が赴き、歯とお口の健康を守るためのお手伝いをするものです。 対象となるのは、主に寝たり起きたりの生活を送っている方々、あるいは介護を受けている方々です。 具体的には、歯科衛生士をはじめ、保健師、看護師、准看護師といった専門家がご自宅を訪問し、お口の中の状態をチェックします。むし歯や歯周病の予防はもちろん、入れ歯のお手入れ方法、安全に食事ができるようにするための飲み込みの練習など、一人ひとりの状態に合わせた指導を行います。 これらの訪問指導は、訪問歯科診療を行う歯科医師の指示のもとで行われます。つまり、歯科医師の指示に基づき、より専門的な知識と技術を持ったスタッフが、きめ細やかなケアを提供する体制が整っているのです。 この訪問歯科衛生指導は、介護保険法に基づく居宅療養管理指導の一環として提供されています。そのため、「訪問口腔衛生指導」と呼ばれることもあります。 年齢を重ねると、歯やお口のトラブルを抱える方が増えてきます。ところが、歳を重ねるほど歯科医院に通うのが難しくなるという現状があります。厚生労働省の調査結果によると、70歳から74歳を境に歯科医院への通院は減っていく傾向にあります。これは、歳を重ねると共に、外出が億劫になったり、身体が思うように動かなくなったりすることが原因だと考えられます。 こうした状況を踏まえると、いつまでも健康な生活を送るためには、訪問歯科衛生指導の役割がますます重要になってくると言えるでしょう。ご自宅で専門家の指導を受けられることで、歯とお口の健康を保ち、ひいては全身の健康維持にも繋がります。