徘徊対策

記事数:(1)

介護用品

見守りセンサーで安心安全なケア

小型の磁石が付いた留め具(クリップ)と、その磁気を感知する装置で人の動きを捉える見守り用の道具、それがクリップセンサーです。仕組みはこうです。まず、小さな磁石入りの留め具を、見守りたい方の服に付けておきます。そして、感知する装置をベッドの脇や玄関など、特定の場所に設置します。この装置は、磁石入りの留め具が一定の範囲よりも遠くに離れると、すぐに音や光で知らせます。 例えば、ベッドから起き上がったり、玄関から外へ出ようとした時です。この時、留め具と装置の間の距離が離れ、装置がそれを感知して音や光で知らせることで、介護をする人に異変を伝えることができます。 このクリップセンサーを使う一番のメリットは、転倒や徘徊といった危険を早く察知し、すぐに対応できることです。特に、認知症などで徘徊の心配がある方や、夜間に目が離せない方の見守りには大変役立ちます。 感知する装置は、電池で動くものやコンセントに繋ぐものなど、様々な種類があります。また、知らせる方法も音だけ、光だけ、あるいは両方といったように、色々なタイプがあります。設置場所や見守る方の状況に合わせて、適切なものを選ぶことが大切です。 クリップセンサーは、留め具を服に付けるだけなので、体に負担をかけることもありません。また、設定も簡単なので、機械が苦手な方でも手軽に使うことができます。このように、クリップセンサーは手軽で使いやすい見守り道具として、多くの場面で活用されています。