寝汗

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健康の維持

寝汗の悩みを解消!

寝汗とは、睡眠中に体から出る汗のことです。人は誰でも眠っている間に多少は汗をかきます。これは体温を一定に保つための自然な働きであり、健康な証拠とも言えます。 しかし、寝汗の量が極端に多かったり、目が覚めた時に寝間着やシーツがびしょ濡れになっている場合は、何らかの原因が考えられます。 人は眠りにつくと、体温が自然と下がります。この体温調節は自律神経によって行われていますが、自律神経のバランスが乱れていると、体温調節がうまくいかず、必要以上に汗をかいてしまうことがあります。 また、更年期障害によるホルモンバランスの変動も、寝汗の原因としてよく知られています。女性ホルモンのエストロゲンが減少することで、体温調節機能が不安定になり、ほてりや寝汗といった症状が現れやすくなります。 病気も寝汗の原因となることがあります。 結核や風邪などの感染症にかかると、体がウイルスや細菌と戦うために熱を出し、発汗します。また、甲状腺機能亢進症や糖尿病などの内分泌系の病気も、寝汗を引き起こすことがあります。さらに、悪性リンパ腫などの深刻な病気のサインとして、寝汗が現れる場合もあります。 寝汗の原因を特定するためには、日々の生活習慣を振り返ることが大切です。 寝る直前の食事やカフェインの摂取、アルコールの飲み過ぎ、熱いお風呂、厚着、布団のかけ過ぎなどは、寝汗を誘発する可能性があります。また、精神的なストレスや不安、睡眠薬の副作用も寝汗の原因となることがあります。 寝汗が気になる場合は、まず生活習慣を見直してみましょう。 寝る2,3時間前には食事を済ませ、カフェインやアルコールを控え、寝る前にリラックスする時間を作るなど、規則正しい生活を心がけることが大切です。それでも寝汗が改善しない場合は、医療機関を受診し、専門医に相談しましょう。自己判断で市販薬などを服用するのではなく、適切な診断と治療を受けることが重要です。