
要介護度の変更認定について
介護が必要な状態になった時、市区町村に申請を行い要介護認定を受けます。この認定によって、どの程度の介護サービスが必要かが決められます。しかし、人の状態は常に一定ではありません。認定を受けた後、病気や怪我で状態が悪化したり、リハビリテーションによって状態が改善したりするなど、変化が生じることもあります。そこで、認定の有効期間内に状態が変わった場合、改めて認定を受ける必要があります。これを変更認定といいます。
例えば、転んで骨折をしたことで、以前よりも多くの介助が必要になった場合、変更認定の申請を行うことで、必要になった分のサービスを追加で受けることができるようになります。逆に、リハビリテーションを熱心に行った結果、以前より自立した生活ができるようになった場合も、変更認定によってサービス内容を見直すことができます。このように、変更認定は、常に状態に合った適切なサービスを受けるために重要な手続きです。
変更認定の申請は、市区町村の窓口で行います。申請に必要な書類や手続きの流れなどは、窓口で確認することができます。また、介護支援専門員(ケアマネージャー)に相談すれば、申請の手助けをしてもらえます。認定の有効期間が満了する前に、心身の状態に変化を感じた場合は、ためらわずに相談してみましょう。適切な時期に変更認定を受けることで、過不足のないサービスを受け、より良い生活を送ることに繋がります。