勤務交代

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介護施設

連絡ノートの効果的な活用法

連絡帳は、介護を行う様々な場所で、人と人との間で情報を伝えるための大切な道具です。家庭で介護をしている方と、訪問介護員がお互いの考えを伝え合う時や、病院や施設で働く職員同士が、利用者の今の状態や変化について情報を共有する時など、様々な場面で使われています。 この連絡帳には、利用者の日々の暮らしの様子が細かく書き込まれます。例えば、朝起きてから夜寝るまでの過ごし方、食事の内容や食べた量、トイレに行った回数や様子、薬を飲んだかどうか、健康状態に変化がないか、といったことです。その他にも、利用者の気持ちや表情の変化、日中のできごと、職員との会話の内容なども記録されます。 連絡帳は、ただ記録を残すためだけの物ではありません。利用者一人ひとりに合った、より良い支援をするために欠かせないのです。記録された情報を元に、介護をする人たちは利用者の状態を正しく理解し、必要な時に必要な対応をすることができます。また、連絡帳を通して家族は、施設や病院での様子を詳しく知ることができます。これは、家族が安心して暮らせることに繋がります。同時に、家族は家庭での様子を連絡帳に書くことで施設や病院に伝えることができます。そうすることで、利用者一人ひとりの個性や生活習慣に合わせた、きめ細やかな支援が可能になります。 連絡帳は、利用者を支える様々な人が情報を共有し、協力し合うために重要な役割を果たしています。連絡帳を使うことで、利用者を中心とした、より良い関係を築き、質の高い支援に繋げることができるのです。