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処方箋のPI、知っていますか?
お薬をもらうための紙である処方せんをよく見ると、「PI」という記号が書かれていることがあります。この「PI」はどういう意味を持っているのでしょうか。実は、「PI」はラテン語の「プラエスクリプティオ・インターナ」の頭文字をとったもので、日本語では「内服処方」という意味になります。つまり、口から飲むお薬が処方されていることを示す記号なのです。
お医者さんが患者さんの体の状態に合わせてお薬を出すとき、口から飲むお薬以外にも、注射をするお薬や体に塗るお薬など、色々な種類のお薬があります。「PI」は、その中で口から飲むお薬であることをはっきりと示すために使われています。ですから、「PI」の横に書かれているお薬は、必ず口から飲むお薬です。注射や体に塗るお薬と間違って使わないように、「PI」の記号はとても大切な役割を担っていると言えるでしょう。
例えば、風邪をひいて病院に行ったとします。お医者さんがあなたの症状を見て、のどを楽にするための錠剤と、熱を下げるための粉薬を出してくれたとしましょう。この場合、処方せんには「PI」の記号とともに、それらのお薬の名前と飲む量、飲む回数などが書かれます。もし、他に塗り薬などが出されていれば、「PI」とは別の場所に記載されます。このように、「PI」の記号があることで、どの薬をどのように使えばいいのかがはっきりと分かります。
また、「PI」は処方せんだけでなく、お薬についての詳しい情報が書かれた紙にも書かれていることがあります。お薬の情報を見るときに、「PI」の記号の意味を知っておくと、お薬の種類や使い方をより正しく理解することができます。お薬を安全に正しく使うためにも、「PI」という小さな記号が大きな意味を持っていることを覚えておきましょう。