ジェット式

記事数:(1)

介護用品

吸入器の種類とネブライザ

吸入器は、薬を霧状にして肺に直接届ける医療機器です。 これは、口から薬を飲むのとは違い、肺に直接作用するため、効果が早く現れ、副作用を抑えることができます。 吸入器を使うことで、薬が全身に広がるのを防ぎ、必要な場所にだけ薬を届けることができるので、体への負担を軽くすることができます。例えば、ぜんそくや慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった呼吸器の病気の治療によく使われています。これらの病気は、空気の通り道が狭くなったり、炎症を起こしたりすることで呼吸が苦しくなる病気です。吸入器を使うことで、狭くなった気道を広げたり、炎症を抑えたりする薬を直接肺に届けることができます。 錠剤やカプセルを飲み込むのが難しい高齢の方や小さなお子さんにも、吸入器は適しています。飲み込む力が弱くても、吸い込む力があれば薬を肺に届けることができるからです。また、吸入器には様々な種類があり、患者さんの状態や年齢、使う薬の種類に合わせて適切なものを選ぶことができます。 吸入器を使う際には、正しい使い方を医師や薬剤師から指導してもらうことが大切です。使い方を間違えると、薬が正しく肺に届かず、効果が十分に得られない場合があります。また、定期的に吸入器の清掃やメンテナンスを行うことも重要です。清潔に保つことで、雑菌の繁殖を防ぎ、常に衛生的に使用することができます。吸入器は、呼吸器の病気を持つ多くの人にとって、症状を和らげ、日常生活を快適に送るための重要な医療機器と言えるでしょう。