鼻炎

記事数:(2)

医療

通年性鼻炎:年中続く鼻の悩み

通年性鼻炎は、一年を通して鼻の炎症による症状が続くアレルギー性の病気です。季節性アレルギー性鼻炎のようにスギ花粉など特定の季節に飛散する物質に反応するのではなく、一年中私たちの身の回りに存在するハウスダスト(室内のちり)、ダニ、ペットの毛やふけなどのアレルゲン(アレルギー反応を起こす物質)によって発症します。そのため、季節の変わり目とは関係なく、鼻水、くしゃみ、鼻づまりといった症状が一年中続きます。これらの症状は軽いと感じられる場合でも、日常生活に様々な影響を及ぼすことがあります。例えば、鼻づまりによって嗅覚が低下し、食事の味が分からなくなったり、食欲が減退したりすることがあります。また、鼻水やくしゃみが頻繁に出ることで、集中力が途切れたり、睡眠の質が低下したりすることもあります。さらに、鼻呼吸が困難になることで、口呼吸になりがちです。口呼吸は、のどの乾燥や痛みを引き起こすだけでなく、風邪などの感染症にかかりやすくなる原因にもなります。このように、通年性鼻炎は日常生活の質を低下させる様々な問題を引き起こす可能性があります。症状が軽微であっても、長期間続くことで心身に負担がかかり、日常生活に支障をきたす場合もあります。そのため、安易に考えて放置せず、医療機関を受診し、専門医による適切な診断と治療を受けることが重要です。医師の指示に従って治療を継続することで、つらい症状を軽減し、快適な日常生活を送ることができるようになります。
医療

蓄膿症をよく知ろう

蓄膿症とは、鼻の奥にある副鼻腔という空間に膿がたまる病気です。医学用語では慢性副鼻腔炎と言い、鼻の粘膜に炎症が起き、鼻水がうまく流れ出ずにたまることで起こります。この膿は、多くの場合、細菌やウイルスの感染によって生じます。蓄膿症になると、鼻が詰まったり、鼻水が出たり、頭や顔が痛んだり、においを感じにくくなったりといった症状が現れます。蓄膿症には、急性蓄膿症と慢性蓄膿症の二つの種類があります。急性蓄膿症は、かぜなどをきっかけに急に発症しますが、適切な治療を受ければ比較的早く治ります。一方、慢性蓄膿症は、症状が長期間続き、治るまでに時間のかかることがあります。慢性蓄膿症は、アレルギー性鼻炎や副鼻腔の構造に問題があることが原因で発症することもあります。蓄膿症の主な症状は、鼻づまり、鼻水、頭痛、顔面痛、そして嗅覚障害です。鼻づまりは、膿が副鼻腔にたまることで鼻の通り道を狭くするために起こります。鼻水は、炎症によって過剰に分泌された粘液が膿と混ざり、黄色や緑色になることもあります。頭痛や顔面痛は、副鼻腔内の圧力が高まることで生じ、特に前かがみになった時や頭を振った時に強くなることがあります。嗅覚障害は、鼻の粘膜の炎症がひどくなり、においを感じる神経がうまく働かなくなるために起こります。蓄膿症はどの年代でも発症する可能性があり、適切な手当てと治療が必要です。放っておくと病気が重くなり、他の病気を引き起こすこともあります。例えば、中耳炎や気管支炎などを併発する可能性があります。また、まれにですが、脳にまで炎症が広がることもあり、大変危険です。そのため、少しでも蓄膿症の疑いがある場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。